小沢氏起訴相当 再捜査、検察に壁 聴取に時間、新証拠難しく(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、検察審査会(検審)が小沢氏に「起訴相当」の議決を出したことから、今後の焦点は東京地検特捜部による再捜査に移った。ただ、新たな証拠収集には高い壁が立ちはだかる。再捜査は難航も予想される。

 検審は27日、小沢氏と衆院議員の石川知裕(ともひろ)被告(36)ら元秘書3人との共謀を認定することが可能と判断、「起訴相当」と議決した。議決には11人中8人以上が必要で、過半数でよい「不起訴不当」よりも重い。いずれも検察が処分を再検討し原則3カ月以内に結論を出すが、起訴相当の場合にだけ2度の議決が出れば強制起訴されるという決定的な違いがある。

 「再捜査で何をやるかの検討に1カ月はかかるだろう」。ある検察幹部はこう話す。

 小沢氏や石川被告らを任意で再聴取するとしても、調整に時間がかかるとみられるからだ。石川被告ら起訴された元秘書らが公判への影響を理由に再聴取を拒否することも考えられる。仮に聴取できても任意では新たな供述が得られる可能性は低いとの見方もある。

 特捜部は、平成16年の日本歯科医師連盟をめぐる事件に絡み、検審が「起訴相当」と議決した山崎拓元自民党副総裁や「不起訴不当」とした橋本龍太郎元首相を、議決後に再聴取したが、新事実は判明せず、再び不起訴とした。

 別の幹部は「まずはこれまでの証拠を改めて検討し、共謀を認定できるか判断していく」と話しており、現状の証拠で処分が覆るかどうかが注目される。最高裁によると、昭和24年の検察審査会法施行以来、起訴相当、不起訴不当の議決は計1万7088件。一転起訴としたのは1444件で8・5%にすぎない。

 特捜部は昨年6月、西松建設の違法献金事件で起訴相当の議決が出た西松元社長を一転起訴したが、これは元社長が別の事件で既に起訴されていたため「余罪」をあえて起訴しなかったという起訴猶予処分を見直しただけだった。

 とはいえ、数々の捜査記録などを「国民目線」で審査員らが精査し、全員一致で「起訴相当」とした現実は重い。

 議決は現段階でも、明石歩道橋事故の過失事件と同様に「公開の場(法廷)で真実と責任の所在を明らかにすべきだ」としている。検察の処分が再び同じ結果となったとしても、検審の再審査で再び起訴相当の議決が出る可能性はある。

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両親へ“宇宙からの手紙” 山崎さん「ありがとう」(産経新聞)

 宇宙で約2週間を過ごした山崎直子さん(39)らが乗った米スペースシャトル「ディスカバリー」が17日夜、19日の帰還に向けて国際宇宙ステーション(ISS)から離れた。活躍を静かに見つめてきた両親の手元には、山崎さんが感謝の気持ちを込めた“宇宙からの手紙”がある。「いつも見守ってくれてありがとう」。長年の夢をかなえた娘と両親は、笑顔の再会を心待ちにしている。

 山崎さんの両親、角野明人(すみの・あきと)さん(73)と喜美江さん(67)は5日、打ち上げの様子を現地で見ていた。打ち上げの約9分後、機体が無事に宇宙空間へ達したときだった。

 「直子さんから、これを預かっています」。家族の支援担当だった宇宙飛行士の向井千秋さん(57)が手紙を差し出した。花模様が描かれたメッセージカードには、素直な気持ちが直筆で記されていた。

 《このカードが届くころには、宇宙に到達していると思います。今までいつも見守ってくれて、どうもありがとう。また宇宙から戻ったあとに、ゆっくり会えることを楽しみにしています。二週間、行ってきます。お父さん、お母さん、みんなのことをいつも想っています。直子より》

 元自衛官の明人さんは「寡黙だが、物事の善しあしをはっきり言う人」(知人)。山崎さんが大学院時代に米国留学の希望を打ち明けたとき、最初は反対したが、本人の強い意志を確かめて1年後に送り出した。予想もしなかった手紙に「今まで陰になって支えてきたが、娘の心にちゃんと通じていた」と、胸が熱くなった。

 喜美江さんも「打ち上げ前の忙しいときに、配慮して書いてくれたのでしょう。直子らしいなあと、本当に感激した」と話す。

 手紙にはもう1枚、カードが同封されていた。11年前、宇宙飛行士候補に選ばれたときの上司で、公私にわたり山崎さんを支えてきた寺門邦次さん(67)へのメッセージだった。

 「ここまでこれたことに、本当に感謝申し上げます。宇宙でいい仕事をしてきます」。寺門さんは「訓練と子育ての両立などで、日本の飛行士の中で一番苦労してきた。このカードは宝物です」と話す。

 山崎さんは宇宙に、明人さんのネクタイピンと喜美江さんの指輪を持参した。地球に戻ったら、夢をかなえた証として、見守ってくれた両親に届けるつもりだ。(長内洋介)

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明石歩道橋事故、過失受け入れぬまま元副署長 強制起訴(産経新聞)

 11人が死亡する大惨事となった平成13年の明石歩道橋事故から8年9カ月。指定弁護士により強制起訴された明石署元副署長の榊和晄(かずあき)被告(63)は4度の不起訴の末、被告として法廷に立つことになった。関係者は「本人は申し訳ないという気持ちで懸命に取り組んだ。過失があったとは受け入れがたいだろう」と話した。

 神戸市須磨区の榊被告の自宅には、この日朝から報道陣がかけつけたが、扉は閉じられたまま。家人の女性がインターホン越しに「(榊被告は)いません」と答えるのみだった。

 19年に元署長が死亡後、事故にかかわった警察幹部として、遺族らが処分に最も関心を寄せた榊被告。昭和44年に県警に採用後、署の刑事課長などを経て平成7年に47歳で警視に昇任。12年3月に明石署副署長に就任し、約1年半後に事故が起きた。その後警察学校管理官や運転免許試験場長を務め、17年1月に定年前の57歳で辞職。現在は県内の量販店で働いている。

 榊被告を知る県警関係者は、「口数が多い方ではなく、黙々と仕事をするタイプ」と語る。仕事には厳しく、「決裁内容に不満があれば声を荒げることもあった」との一面も。別の関係者は「事故後は副署長の立場から、報道対応などに懸命に取り組んでいた姿が印象に残っている」といい、「本人はずっと遺族に『大変申し訳ない』との気持ちを抱いている。だが、過失があったとは受け入れ難いだろう」と話した。

 今月15日に指定弁護士から受けた事情聴取では、取り調べの録音・録画を「あなたのためにもなる」と打診されたが、「遠慮してほしい」とかたくなに拒否した。ある県警関係者は「事故は県警、市、警備会社すべてに責任がある」としたうえで、「副署長は指揮のトップではないし、役割は署長や現場の警察官とは違う」と指摘。「市民感覚から起訴すべきというのは受け入れざるを得ないが、本人も複雑な思いなのでは」と、榊被告の心情を推し量った。

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人間健康学部の新キャンパス、開校式 関西大(産経新聞)

 関西大学の「堺キャンパス」が堺市堺区香ケ丘町に開校し、16日、記念式典と新築校舎建築の地鎮祭が行われた。新キャンパスには、スポーツや福祉をテーマに人間の健康について研究する人間健康学部を設置。すでに、5日から約360人の学生が通学している。

 新キャンパスは、今年3月に閉校した堺市立商業高校の跡地に開校。既存の施設を活用した上で、新たに、食堂や図書館を含む延べ約4千平方メートルの3階建て校舎を建てる。

 人間健康学部には、生涯スポーツの指導者育成を目指す「スポーツと健康コース」などがあり、人間が健康で長生きするための研究を行う。地元自治体との連携も積極的に実施される計画で、小中学校に大学教員を派遣したり、市民向けの公開講座の開催などが予定されている。

 記念式典と地鎮祭には、楠見晴重学長らが出席し開校を祝った。

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両親刺し母死なす、長男「働くように言われ」(読売新聞)

 12日午前1時半頃、北海道北見市清見町、道立高校事務長渡辺清治さん(57)方で、渡辺さんと妻のパート従業員良子さん(55)が胸などを刺されて倒れているのを、通報でかけつけた北見署員が見つけた。

 渡辺さんと同居の長男で無職、大起容疑者(23)が2人を刺したことを認めたため、同署は殺人未遂容疑の現行犯で逮捕した。良子さんは搬送先の病院で死亡、清治さんは重傷。同署は容疑を殺人に切り替えて調べる。

 発表によると、大起容疑者は台所から包丁(刃渡り約17センチ)を持ち出して犯行に及んだといい、良子さんは廊下に、清治さんは居間にそれぞれ倒れていた。大起容疑者は「両親からは『働くように』と日頃から言われていて、うっぷんがたまっていた」と話しているという。

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【くらしナビ】生理用品、積極的に選んで 自分の体を知るきっかけに(産経新聞)

 月経のある女性が毎月お世話になる生理用品の代表格といえば、ナプキンとタンポン。皆さんはふだん何を基準に選び、使用していますか。「いつも使っているものだから…」という“何となく”派ではないですか? 今も昔も変わらない日常生活での生理をめぐる悩み。積極的な生理用品選びは、生理を快適にして、自分の体を知ることにつながるのです。(河西沙英子)

 ◆ナプキン派8割

 生理用品の国内シェア1位を占めるユニ・チャーム(東京都港区)が、18〜49歳の定期的に生理がある全国の女性(妊娠中の人は除く)を対象に昨年12月、インターネットで行った「生理用品に関する1万人調査」によると、日本人女性の76・5%がナプキン使用者であるのに対してタンポン使用者はナプキン併用含め23・0%にとどまった。

 生理時の悩みについて、もっとも多かったのが「経血のもれ」で、9割が「気になる」と回答。「におい」「蒸れ」「かぶれ」を気にする声も半数以上あった。

 ナプキンは体勢を変えたときにずれることがあり、万一もれたときのために、「薄い色の服は着ない」(79・0%)「運動を控える」(46・4%)など、日常生活に制約をもうけている人が多いことがわかった。

 ◆タンポンの勧め

 こうした現状に、神奈川県立汐見台病院産婦人科産科、早乙女智子副科長(48)はタンポンの使用を勧める。

 「体内で経血を吸収するタンポンは、もれや蒸れなど、ナプキン使用時に起こる問題をほとんどクリアできます」

 ナプキンよりも小さいタンポンは、旅行時にかさばらずに済み、温泉やプールにも入ることができる。

 これらは女性だれもが分かっているはずなのに、なぜ使用率が低いのか。早乙女さんは理由として、装着に慣れが必要で、初めて使うときには、ナプキンよりも「抵抗感」があることが考えられる、という。

 生活の中でも月経は高度にプライベートな事柄。そのため、友人の間でも生理用品について話題にしにくいという事情はある。しかし、せっかくのメリットを生活に生かさないのはもったいない。

 ◆本当に合うものを

 最近では布ナプキンや水に流せるものなど生理用品も多様になってきた。自分に本当に合うものを見つけてほしいと早乙女さんは話す。

 「生理用品の選択肢を積極的に検討することで、自分の体を見つめるきっかけとなります。自分に適した生理用品を使えば、月経によって起こる痛みなどの生活上の不都合を和らげ、快適な毎日を過ごすことができます」

 また同時に、月経の仕組みや、自分の体のサイクルを意識することにつながる。さらに体への意識は、避妊や子宮内膜症などの婦人科系疾患についても関心を持つきっかけとなるという。

 「女性が自分の体を管理する姿勢は、まず生理用品をしっかり選ぶことから始まると思います」。早乙女さんはこう強調した。

                   ◇

 ■画期的「シンクロフィット」

 「ナプキンとタンポンの中間」と表現される新しいタイプのナプキンが登場している。ユニ・チャームが平成20年に製品化した「シンクロフィット」はナプキンより小さく、女性の体にフィットする挟むタイプ。使用後はトイレに流せるというのが最大の特徴で、訪問先などで使用済み生理用品の処分に困るといった悩みを解決する画期的な製品だ。ナプキンは外で吸収、タンポンは中で吸収するが、「シンクロフィット」は経血の出口で吸収する。足さばきもよく、ずれやもれの恐れが低いため、動作の多い仕事の女性に向いているとされる。「シンクロフィット」の前身の商品も含め、開発に8年かかった。

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